2025年6月、宮崎市が打ち出したある施策が、全国のSNSで静かな感動を呼んでいます。
【この記事は宮崎のなつかしい思い出としてアーカイブとして残しています】
本記事は当時の取材内容を記録として残しており、
宮崎の“街の記憶”のひとつとしてアーカイブ公開しています。
This page is archived to preserve the local history of Miyazaki.
The featured shop has closed, and this article remains for historical and informational purposes.
宮崎市の「5,000円図書カード」支給とは？
宮崎市は６月から、市内在住の18歳以下全員に、5,000円分の図書カードを配布という取り組みを行っています。
宮崎市 図書カード配布概要
- 配布対象：市内に住民登録のある18歳以下の子ども全員
- 配布時期：2025年6月から
- 金額：1人あたり5,000円分の図書カード
- 目的：子どもたちの学びと読書機会の確保
▶公式発表はこちら
https://www.miyazakihonto.com/2025/04/08/toshyocard/
18歳以下の全ての子どもに、未来への“読書支援”
この、宮崎市が打ち出した施策が、全国のSNSで静かな感動を呼んでいます。
このニュースに対し、全国の保護者や教育関係者、本好きの人々からと、想像以上の反響が広がっています。
配布時期
６月下旬から順次、対象の世帯に図書カードが発送されています。
もう、ほとんどのご家庭に届いていると思われます。(現在7月18日時点）
SNSで共感の嵐！リアルな声を紹介
「これはうらやましい！」
「宮崎市の子どもになりたい…！」
「現金配布よりもずっと意義がある」
- 「もし小学生の私が5,000円もらったら…」 かがくのとも、コミック、ラノベ、そして文房具！
- 「子どもに漫画でもいいから読んでほしい」 書店が減ってる中で、“本に触れるきっかけ”を与えてくれる神施策
- 「本当は自分が欲しかった…」
- 図書館っ子だった大人たちがこぞって羨望の声
- 「うちの6年女子に教えたら“切ない…”って言ってた」
- 「これ全国に広がってほしい」
- 「本が好きな子が育つ街っていいね」
なぜ、こんなに反響が大きいのか？
この施策が評価されているのは、単なる「お金の支給」ではなく、
“本との出会い”という体験そのものをプレゼントしているから。
しかも対象は一律18歳以下。所得制限もなく、誰にでも届く。
だからこそ、SNSでは「子どもの自己選択を尊重していて素敵」「家庭環境に関係なく、本との接点が持てる社会って希望」といった声が集まりました。
読書を支えるのは、未来を支えること
読書は、知識を増やすだけでなく、想像力や語彙力、共感力を育てます。
中には「普段は本を買えない」という家庭もありますが、5,000円分の図書カードがあれば、
・好きな小説や漫画
・図鑑や学習まんが
・音楽や美術の本
・ペンやノートなどの文房具
さまざまな“好き”を起点に、学びの種が広がります。
書店や図書館を守ることにもつながる
「近くに書店がもう無いんです」という嘆きも一部にありました。
だからこそ、こうした取り組みを通じて、
・地域の本屋さんの応援
・図書館利用の促進
・家庭内の“読書文化”の醸成
といった二次的な効果にも注目が集まっています。
清山宮崎市長に、この声が届きますように。
この施策は、決して派手ではありません。
でも、確実に「子どもたちの人生の記憶」に残ります。
本が好きになるきっかけ、
未来の夢を描く第一歩、
そして「読んだ本をきっかけに進路を決めた」という子も、きっと出てくるはずです。
どうかこのような取り組みが長く続き、そして他の自治体にも広がっていくよう願っています。
筆者自身も、子どもの頃に図書カードで人生初の図鑑を買った経験があり、いま思えばその出会いが好奇心の原点でした。こうした施策が全国に広がればと、心から願っています。
「子どもたちの手に、ただのお金ではなく“体験”を届ける」。そんな視点で生まれた宮崎市の図書カード配布施策は、静かに多くの人の心を動かしています。どうかこの温かい仕組みが、これからも続きますように——。