2025年7月29日現在、宮崎県内の海水浴場にて、**強い毒を持つ危険な生物「カツオノエボシ」の漂着が相次いでいます。
クラゲに似た美しい見た目とは裏腹に、刺されると激しい痛みを伴う有毒生物であるため、海水浴や磯遊びをされる方は特に注意が必要です。
カツオノエボシ
■ カツオノエボシとは?危険性と特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
種類 | ヒドロ虫の一種 |
外見 | 青く膨らんだ浮袋と長い触手(浮き袋から海面下に伸びる触手は平均10m程度、長いもので約50mにも達する |
呼ばれ方 | 「電気クラゲ」などの通称 |
危険性 | 強い毒性をもち、刺されると激痛・水ぶくれなどの症状。 |
生息エリア | 世界中の温暖な海域(日本では夏~秋に漂着が増加) |
※特に子どもが「きれい!」「触りたい!」と思いやすいため、保護者の方は要注意です。

■ 宮崎県内での発見状況(2025年7月)
- 2025年7月28日、青島海水浴場にて漂着個体が確認
- 海水浴客が刺される被害も出ており、ライフガードが処分対応中
- 台風9号の影響による風の流れで、今後もしばらく漂着が続く可能性あり
- 関係各所が「見つけても絶対に素手で触らないように」と呼びかけています
- 死んでいても刺激を受けると毒を出してきます
- 裸足では歩かない
- 海の中で見つけたら速やかに海を出る

■ 刺された場合の対処法(応急処置)
- 絶対にこすらない(毒が皮膚に広がります)
- 海水で優しく洗い流す
- 触手が残っている場合は、ピンセット等で慎重に除去
- 酢や真水は使用しない(症状を悪化させることも)
- 症状が強い場合は速やかに医療機関へ
※さされた場合は、すぐ医療機関に行くのが賢明です。
■ まとめ:楽しい海を安全に楽しむために
カツオノエボシは、その美しい見た目から気づかずに近づいてしまうこともあります。
「見つけても絶対に触らない」ことを徹底し、お子さまや観光客の方にも周知を。
海のレジャーを安全に楽しむためにも、周囲の注意喚起・共有をお願いいたします。
📌 宮崎で気をつけたい海の危険生物
生物名 | 危険度 | 特徴 |
---|---|---|
カツオノエボシ | ★★★★★ | 刺されると激痛、命に関わる場合も |
ギンカクラゲ | ★★★★☆ | 刺胞の毒性は弱いが、人によってはアレルギー反応が出ることがある |
■ 情報元
本情報は、宮崎日日新聞(2025年7月29日付)掲載の以下記事を基に構成しています。
「カツオノエボシ 宮崎県内漂着相次ぐ クラゲに似た生物 強い毒、刺されると激痛」
出典:宮崎日日新聞デジタル https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_85888.html
※掲載内容の一部は紙面または携帯版で全文が確認できます。