リンゴ病?宮崎県で感染が拡大中
頬がリンゴのように赤くなるのが特徴の リンゴ病(正式名称:伝染性紅斑)。
2025年6月、宮崎県は「定点あたり報告数 2.4」と発表し、流行警報レベルに達したことを公表しました【宮崎県公式】。
さらに、9月には県内15か所の定点医療機関から 64人の感染者(1医療機関あたり4.27人) が報告され、例年比で 約10倍 の流行規模となっていることが報道されています
顔(頬)が赤く見えるのが典型的な症状で、「リンゴ病」と呼ばれるゆえん。
宮崎県でリンゴ病
宮崎県の公式発表データ(2025年6月時点
宮崎県感染症発生動向調査によると、県内での報告数は以下の通りです:
- 第21週(5/19〜25):20人(定点あたり 1.33)
- 第22週(5/26〜6/1):16人(1.07)
- 第23週(6/2〜8):24人(1.60)
- 第24週(6/9〜15):28人(1.87)
- 第25週(6/16〜22):36人(2.40/警報基準 2.0超え)
👉 宮崎県公式リリースはこちら:
宮崎県:伝染性紅斑の発生が流行警報レベルに到達(2025年6月26日発表
9月時点の最新状況(報道)
9月21日までの1週間で 64人の感染報告
例年と比べて 約10倍の感染規模
3〜7歳の子どもが全体の約8割 を占める
妊婦が感染すると、胎児水腫や流産リスクも懸念
👉 報道元はこちら:
MRTニュースDIG「リンゴ病の感染者数、例年の10倍に」
宮崎県・宮崎市との関連・意義
このニュースは宮崎県全体を対象としていますが、県内全域で流行していると考えられ、宮崎市内も例外ではありません。
小児科・保育園・幼稚園などが集まる市街地では、集団感染のリスクが高まるため、自治体・教育機関・保護者の対応が重要です。
また、宮崎市や周辺地域にお住まいの方々にとっては、地域レベルでの注意喚起や情報共有が不可欠です。
宮崎市に住む方への影響は?
宮崎市単独の数値は公表されていませんが、県内全域で感染拡大 が確認されているため、市内の保育園・幼稚園・学校でも注意が必要です。
人の行き来が多い市街地では、集団感染のリスクも高まります。
特に以下の人は注意しましょう:
- 保育・教育関係者
- 子育て家庭(幼児・小学生)
- 妊婦・妊娠希望の方
リンゴ病の症状と特徴
潜伏期間:10〜20日
主な症状:
- 頬が赤くなる発疹
- 手足や体に網目状の発疹
- 発熱、倦怠感(軽症で済むことが多い)
感染経路:飛沫感染・接触感染
妊婦への影響:胎児水腫・流産のリスクがあるため特に注意
宮崎県・宮崎市でできる感染予防対策
家庭での対策
- 手洗い・うがい・アルコール消毒
- 咳・くしゃみの際はティッシュや肘で口を覆う
- 発熱や頬の赤みなど異常があれば登園・登校を控える
保育園・幼稚園・学校での対策
- 健康観察を徹底
- 発症した子どもは早めに休ませる
- 教室や遊具の定期的な消毒
- 換気の徹底
妊婦さんの注意点
- 定期健診時に「リンゴ病流行中」であることを医師に伝える
- 感染者が身近にいる場合は医師・保健所に相談
- 人混みや幼児との濃厚接触を避ける
まとめ
宮崎県でのリンゴ病流行は今が警戒時
- 6月:宮崎県が 公式に警報レベル到達 を発表
- 9月:感染者数は 例年の10倍、子どもを中心に流行
- 宮崎市を含む県内全域で、家庭・教育機関・妊婦が特に注意すべき状況
👉 ポイントは「早めの対応・家庭と地域ぐるみの対策」 です。
これから秋冬にかけて、他の感染症(インフルエンザ、RSウイルス等)との同時流行も懸念されます。
ぜひ今のうちに、家庭・園・学校・地域での備えを徹底しておきましょう。
宮崎県公式サイト|伝染性紅斑(リンゴ病)の発生が流行警報レベルに到達(2025年6月26日発表)
MRTニュースDIG|リンゴ病の感染者数、例年の10倍に(2025年9月報道)