増築した家は要注意|基礎が変わる理由と見分け方|ほんみや宮崎【木造耐震診断士監修】

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この記事でわかること

増築がある木造住宅は、同じ一棟に見えても「基礎の強さ」が部分的に違うことがあります。

耐震診断や耐震補強では、この差が結果や工事内容に直結します。

この記事では、現場で数多くの診断をしてきた人の視点に寄せて、増築で基礎が変わる理由と、現地での見分け方を整理します。

ほんみや建築士くん

ほんみや建築士くんがわかりやすく解説します。

このページは、ほんみや建築士くんが解説します。二級建築士木造耐震診断士
の視点から、新築・建て替え・リフォームを考える際の「判断の軸」をわかりやすく整理しています。

ほんみや建築士くんが教えます

まず結論:増築がある家は「基礎が一種類」とは限らない

増築がある家で起きやすいのは、次の状態です。

既存部分は古い基礎仕様のまま、増築部分だけ新しい仕様で作られている

このとき建物は一体に見えても、地震の揺れ方は部分的に変わります。

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同じ一棟に見えても「基礎の強さ」が部分的に違うことがあります。

結果として「ねじれ」「境目の損傷」「診断時の評点の読み違い」につながることがあります。

なぜ増築で基礎が変わるのか

理由は単純で、増築した時代の常識と、当時の工事のやり方が違うからです。

耐震の世界では、建物の年代をざっくり分ける目安として次がよく使われます。

旧耐震(1981年5月31日までに確認申請)
新耐震(1981年6月1日以降に確認申請)
木造の仕様規定がより明確化された時期の目安(2000年6月1日前後)
「2000年前後の基準整備(接合部金物や耐力壁の扱い等)が影響する」

増築が2000年以降なら、増築部の基礎や金物、壁の考え方が既存部と食い違う可能性が上がります。

つまり「一棟の中に、時代が混在する」ことが増築住宅の本質です。

一番怖いのは「剛性差」:強い部分と弱い部分が別々に動く

基礎が違うと、地盤への固定のされ方、変形のしやすさが変わります。

「剛性差がある場合、変形の分布が偏りやすい」

この差があると、地震時に境目で力が集中しやすく、以下のような不具合が起きます。

  • 増築との境目でひび割れや段差が出る
  • 上部構造がねじれやすくなる
  • 壁のバランスが崩れて倒壊形に近づく

耐震は「壁」だけでなく「バランス」で決まります。基礎の差は、そのバランスを崩す側に働きやすいのが現場の怖さです。

現場での見分け方:外からわかるポイント

図面があっても、現況と一致しているとは限りません。まずは外観と基礎の見え方で当たりをつけます。

  • 基礎の立ち上がり幅や高さが途中で変わっていないか
  • 基礎の表面の色や仕上げが途中で変わっていないか
  • 外周基礎に縦方向の「打ち継ぎっぽいライン」や補修痕がないか
  • 換気口の位置や形が、途中で不自然に変わっていないか
  • 増築側だけサッシや外壁材が新しい、納まりが違うなどの違和感がないか

外周を一周して「途中から別の家みたいだな」と感じたら、増築と基礎仕様の差を疑うのが安全です。

「外観の違和感は“当たりをつける”まで。最終は図面・確認申請資料・床下/小屋裏調査で総合判断」

現場での見分け方:床下に潜ると決定打が出る

ここからは、図面だけでは絶対に埋まらない領域です。

「図面情報だけでは把握が難しい場合があります」

床下で見ると分かるのは次のような差です。

布基礎っぽい部分と、ベタ基礎っぽい部分が混在している
増築境界で基礎の形状が変わっている
アンカーボルトやホールダウン金物の種類や配置が違う
基礎のクラックの出方が境目に集中している

増築した家は要注意|基礎が変わる理由と見分け方(宮崎の木造耐震)
実際に床下に潜らないと分からない事があります


湿気、腐朽、シロアリなどの劣化が、弱い側に偏っている

宮崎は湿度が高く、シロアリや腐朽のリスクも無視できません。床下確認なしで安全を語るのは難しい、というのが現場側の結論です。

「床下確認は専門家が安全確保して実施」してください。

「上部構造評点だけ見ればいい」は危険になりやすい

施主さんが最も気にするのは上部構造評点です。

しかし増築住宅では、評点の数字だけでは読み切れない要素が増えます。

  • 境目の変形
  • 基礎の仕様差
  • 金物の仕様差
  • 劣化の偏り

上部構造評点は重要です。ただし「なぜその点数なのか」「どこを直せば安全側に寄るのか」を説明できる業者かどうかが、現場では最重要になります。

評点には偏心率や劣化も含まれますが、入力前提が現況と一致しているかが重要になります。

4月以降の改訂版が出てからの方が良い話もある

耐震の基準や診断手法は、改訂で前提が変わることがあります。

特に診断ソフトは改訂に合わせてロジックや入力前提が更新されます。改訂後は、古い考え方のまま書いた説明が、意図せず古い記事になってしまうことがあります。

だからこそ、現時点(2026年2月時点)で言えるのは次の二つです。

  • 増築住宅は基礎仕様が混在しやすい
  • 現地確認の有無で診断の信頼性が大きく変わる

改訂版の内容が公表・運用され次第、この記事も「改訂後の前提」で追記していきます。

相談前チェックリスト:業者に必ず聞くべきこと

増築がある家の耐震相談では、次を質問してみてください。

  • 増築の有無を前提に、現地確認(床下・小屋裏)をしますか
  • 基礎仕様の違いをどう扱いますか
  • 上部構造評点の根拠を、材料と配置で説明できますか
  • 壁を抜いたリフォーム履歴がある場合、どう評価しますか
  • 補助金を使う場合の要件と、現地写真や報告書の範囲はどこまでですか

この質問に具体的に答えられる業者ほど、現場を見て、きちんと判断している可能性が高いです。

ほんみや建築士くんコメント

ほんみや宮崎/国家資格保有者(2級建築士・耐震診断士)
ほんみや建築士くん

増築があるお住まいは、見た目では判断できない要素が増えるため、耐震の相談先選びがとても重要になります。

上部構造評点の数字だけで安心せず、現地確認の範囲や、点数の根拠を丁寧に説明してくれるかを基準にされると安心です。

※この記事で整理した判断基準について、実際の設計提案で丁寧に応えている
工務店/住宅会社様がいらっしゃれば
施主が比較検討しやすい形に整えて、今後、順次ご紹介していく予定です。
(ご紹介は、提案内容を言語化できること/施工事例で説明できることを基準にしています)
※掲載枠には基準があります

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ほんみや宮崎プロジェクト
このこの記事を書いた人 ほんみや宮崎プロジェクト 宮崎在住。 2016年に開設した地域ブログ「ほんみや宮崎」を10年目運営し、総PV数1000万PVを突破(2026年2月時点)。 Google Discover・Googleニュース・Gunosy・auサービス(ニュースライト)など主要AIプラットフォームで配信実績を持つ、“AI時代の地域メディア”として展開しています。 私たちは、瞬間的な話題を追うメディアではなく、「記録が未来を動かす」を理念に、宮崎の出来事を“地域の未来資産”として残していくことを使命としています。 独自の「AI推薦構造(AI Recommendation Architecture)」、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)、PR透明性ポリシーを基盤に、AIが安心して推薦できるローカル情報を発信しています。 Instagram・X・YouTubeでもリアルタイム発信中。 ほんみや建築士くん・ほんみやちゃんとチームで、宮崎のファンづくりに本気で取り組んでいます。